先日、図書館で見つけて借り出してきた本です。
第一部となった「日本沈没」を読んだのは、おそらく中学生の頃ではなかったでしょうか。
当時、大変なブームになり、映画化もされました。もちろん田舎の映画館へ足を運び、しっかりと見に行きました。(最近、リメークされたそうですが、これは見ていません。)
今では、誰でも学校で習う「プレートテクトニクス」も、当時はまだそれほど知られた考え方ではなく、最新の科学に裏づけされた(ようにみえた)映画には、わくわくした思い出があります。
今回読んだ「第二部」は、日本が沈没してから25年後の世界を描いたものです。
時々「???」と思わせる箇所もありますが、今回も、地球温暖化や人口問題、あるいは中国とアメリカの覇権争いなど、なかなかに読ませるエピソードも挿入されています。
ただ、この作品での小松左京氏は、執筆より全体の構想作りに携わったそうで、彼らしさが感じられなかったのは、そのせいかとも思われます。
小松左京さんの作品としては、「日本沈没」のほか「さよならジュピター」、「首都消失」など映画になっている作品が多いのが特徴です。
私的には、「復活の日」がお勧めです。
いずれにせよ長編が多いので、長い時間楽しめるのもありがたいところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿