「読書」に「旅行」。これらは無趣味の言い訳と古くから言われてきました。この二つに共通するのは「未知との出会い」です。これまで知らなかったものと出会うことは、どんな人にとっても心ふるわせられるもので、それを取り立てて趣味と呼ぶのはおこがましい、ということで、このように言われたのではないでしょうか。 恥ずかしながら、私の趣味はこの二つで、まさに「未知との遭遇」を心から楽しみにしています。 その感激(?)を少しでも表現できれば幸いです。 なお、ここで書いていることは、あくまで私の主観です。感想を書いたその瞬間の気分にも大いに左右されていますので、あしからずご了承下さい。
2009年9月5日土曜日
2009年8月
珍しく映画の脚本である。映像が目の前に浮かぶよう。今は亡きマイクル・クライトン、彼もまた外れのない作家だった。
仏教の世界を数学で読み解くとこうなるのか、という一冊。何の接点もないようである種の哲学であり原理であるから数学とは縁が深いはず。非常にわかりやすく他の本にも興味がわく。
何とも言えず味わいのある本。若いというのは本当に素晴らしい。我が身の大学生活を振り返ると、、どうだったろうか。
この年になって初めて読むというのも気恥ずかしい。この本が時の青年達の心を虜にしたのも宜なるかな。ウェルテルをまねて自殺する青年も多かったというのは、それだけ純情多感な青年が多かったと言うことか。
しゃばけシリーズ第五弾。安心して読める本。
せっかく良いテーマの本なのだけれど、今ひとつおもしろさに欠けるのは何故、著者のせい?翻訳のせい?せっかくの第一級の素材がうまく扱えていないような気がする。
イギリス人にはおなじみのお話、フレーズなのだろうが、こんな風雨に解説されると大変な古典文学のよう。素の本はいっこうに進まない。
書いた本人には理解できているのだろうけど、さっぱり分からない、いったい何を伝えたいのか凡人には理解不能、仕事の役に立つと思って読んだのだが。
著者が気象庁で富士山レーダーに挑んだときの私小説。プロジェクトXでも取り上げられ有名になってしまった。事実を当事者が小説にしたため、筆が空回りしているようなところもあるが、それも愛嬌。事実は小説よりも奇なりなのだ。
京の町を跋扈する、狸と天狗の物語。主人公狸一家の兄弟愛、親子愛、家族愛は美しい。続編が連載中とか。楽しみ。
80歳現役。まさに中小企業の親父並み。後継者育成に失敗するとこうなってしまうのか。
阪急今津線を舞台に展開する連絡ラブストーリー。すべてがハッピーエンドであるところが良い。
読み応えあり。昨年話題になった警察官三代記
もう少し面白い本かと思ったのだが、、残念
古今東西のユートピア論。プラトンの『国家』をその始原とする。現実逃避か理想の追求か。
本人が知らないところで世界中に広まり、マザーテレサが愛したという逆説の10箇条。著者が大学生の頃、高校生向けに書いたとか。時代を超えて今も通じる普遍的な原理。
地球温暖化を疑う、科学シリーズ。データの山から宝石を探し出し組み上げる技はさすが。
ユダヤ人のふりをした日本人が、日本語でユダヤ人について書くなんて、本の中ではこき下ろしていたはずなのに、どうなんだろう。
これまで読んだ彼の本の中ではちょいとイマイチ。つまらん。
作者の軍隊フリークぶりが垣間見える。今は亡き新井素子を思いだしてしまった。こんな終末もあるのか。それにしてもこの登場人物達はなんとかならんかな、もう少し丁寧に書いてよ。
あまりにお手軽に書きすぎでは。誤解を生んでしまうのではないか。これでは聖書はわからんぞ。
嗚呼、上手い写真を撮りたい。撮れるようになりたい。
音道貴子シリーズの短編集。下町臭さと生活臭の漂う作品。こういうさりげない場面でも良く似合いのキャラクター
何度も読む価値のある著者の主張。前提を疑い、仮説と検証を繰り返す。何度も頭にたたき込んでおく。常識を疑え!
一神教=信ずる宗教、多神教=感ずる宗教という新しい発想。読売新聞の連載コラムを中心に集めたもの。
恥ずかしながら初めて読んだのだが、読みやすく面白いので驚き。「それから」「門」に続く三部作の一つと言われる。主人公三四郎のまどろこしいような純愛青春小説
期待したほどでなく、やや肩透かし。若干お子様向けかな。
音道、滝沢コンビの復活。前作ほどのスリルはないけれど、その分じっくりと読ませる内容。読み応え充分、今後を期待。
一気に有名になった著者の初めての著書。改めて氏の障害者雇用に対する心意気を感じる。そしてここでも語られる役所の壁が悲しい。
最近台頭してきた単なるデベロッパーかと思っていたが、これほど信念に基づいたサービス会社だとは知らなかった。恥ずかしいかぎり。今年できる京都の一号店が楽しみである。
医療を巡るサスペンスは珍しい。しかも最後まで殺人事件の被害者が出てこないというのも珍しい。いつもながら意表を突いたおもしろさ。
いつもの承認理論であるが、本書は他の著書に比べ実例やデータが少なめで、著者の思うところが自由に展開されている。若干そこまで言えるのかと疑問を感じるところもあるが、読み物としては良。
心温まる話の数々。只、海の向こうのお話なので今ひとつ実感がわかない。
人は如何に生きるべきかの書。不正を行うものと不正を行われるもののいずれが幸福であるか。それにしてもソクラテスのしつこさは実際相手にしたくない。おそらく実像とも大きく違うのではあろうが。
原文は短く10数分で読めてしまうほど。要は一貫して、世の無常を綴ったもの。平安末期に続発した災害の描写が生々しい。
”人は見た目が9割”と言った場合、如何に9割を取り繕うかという話と9割を使って本心を如何に上手く伝えるかという話に分けられる。本書は前者。あまり好きになれない。只、相手を「視覚型」「聴覚型」「全身感覚型」に分類し、対処方法を工夫するというのは面白い。
ビジネスに役立つ12のショートストーリー、前に読んだ「~何故ペンを~」よりもよほど面白い。ただ、読みやすく納得できる話ばかりなので、跡にあまり残らないのが残念。
東京下町で活躍する名物金型プレス職人の自慢話。こういう職人が日本のもの作りを支えている。彼らにもっと誇りを持ってもらい、光を当てていくことを、私たちはもっと考えて、応援していかなければいけない。きっと彼らは「余計なお世話!」と思うだろうが、次世代のために!
ディズニーが初めて明らかにした自社の秘密であるが、翻訳にやや難あり。せっかくの素材がもったいない。
耳が聞こえない女性が、筆談を武器に、No.1ホステスになるまでの物語。ガッツある女性。しかもこの物語は始まったばかり、途上であることころがGood
久しぶりに読んだカーの作品。あまりに難しい哲学論議に脳みそが疲れてしまう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿