2010年４月

「戦う自分をつくる１３の成功戦略」ジョン・Ｃ・マックスウェル

当たり前のことが当たり前に書かれている。これらは「戦略」なのか？

「学校の先生が学校を滅ぼす」一止羊大

一方の言い分だけを真に受ける訳にはいくまいが、おそらくこの文章のほとんどは真実なんだろう。国を愛することと国旗国歌を敬うこと、さらに天皇制を支持することは同じではない。それらを混同することに不幸の源はある。

「女性の部下をうまく動かす上司力」嶋津良智、平川理恵

部下が男性であるか女性であるかによって、それほど違いがあるとは思わないようにしている。全ての人がもっている力を１２０％引き出す。それが最も大事な仕事。

「企業参謀」大前研一

文章の端々に若さが感じられる。気負いも感じられる。考え方の基本に間違いはない。

「コーチングの神様が教える後継者の育て方」マーシャル・ゴールドスミス

後継者を育てると言うことは難しい。王道はない。

「歩兵の本領」浅田次郎

著者の自衛隊時代の経験を基（？）に書かれた物か。山本七平の時代とあんまり変わらんなぁ。

「日本人という生き方」小田島裕一

著者の海外協力隊時代の経験談。短期間で成果を生むのは難しい。

「雪虫」堂場瞬一

久しぶりに面白い小説家に出会う。流行の警察小説。鳴海了シリーズの第一弾。

「３つの真実」野口嘉則

「φは壊れたね」森　博嗣

昔は狂ったように読んだものだが、、、昔のようには楽しめない。

「赤い指」東野圭吾

加賀恭一郎、優しげ、哀しげな眼が目に浮かぶ。

「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」松下幸之助

松下整形塾での講演録。素志貫徹、自主自立、万事研修、先駆開拓、感謝協力。

「どんな仕事も楽しくなる３つの物語」福島正伸

①仕事の意味を考える、②物事を前向きに受け止める、③自己原因で考える、④自分の可能性を信じて自分らしくやる、⑤目指すことをあきらめない。

「不況に克つ１２の知恵」松下幸之助

ピンチはチャンス　言い古された言葉であるが、常にそう思っていたい。そのためには自分の足下を本気で見直す必要がある。その勇気はあるか。

「新参者」東野圭吾

加賀恭一郎、推理小説でありながら人情ドラマ。これはテレビにもってこい。

「変身・断食芸人」カフカ

朝起きて自分が一匹の毒虫になっていたら、ただ呆然とすごすのみ。いっそ狂ってしまえれば。。

「教養主義の没落」竹内　洋

わたしの世代にとって、最後の教養主義の象徴は「朝日ジャーナル」。イキがって買ってはいたが、ほとんど読み通すことはなかった。そして今、「アンチ教養主義」がはびこる世の中。世の行く末は真暗闇。

「破弾」堂場瞬一

鳴海了第２弾。新潟から東京へ。小野寺冴登場。未だに成長しきれない不器用な主人公。